お洒落着として楽しむ織のきもの

紬は紡いだ糸に染色を施し反物を織る「先染め」を特徴としているものが多くあります。日本各地で古来より地区により様々な色・柄・織り方の特徴を後世に伝えてきたものが数多く存在し現在に至ります。

紬の多くは、長い間養蚕農家が商品化できない繭糸の糸を紡ぎ合わせ織ってきたことから、普段着として使用されています。

紬の多くは全国各地の産地名で呼ばれています。現在では、先染めの絣柄で織っているもの総称として紬と呼ばれているものもある為、真綿糸を使用した物だけではなく生糸を使用した物も紬と呼ばれています。

色柄のほかに手触り、裾裁き等非常に奥の深い世界が味わえる着物です。